犬の誤飲と気質との関係性の解析

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    C-barqという犬の行動解析システムにより、
    犬の誤飲と気質との関係性が解析されました。
    飼い主様から寄せられたアンケートをもとに、
    犬種や気質が誤飲発生に関連しているのかを調べたそうです。

    その結果、

    ・レトリーバーグループ、ワーキング、サイトハウンドグループに
     高い誤飲傾向がある。

    ・避妊去勢している犬の方が誤飲発生率が高い。

    ・愛着行動が高い犬、追跡能力の高い犬は誤飲発生率が高い。

    ・興奮性の高い犬も誤飲の可能性が高い傾向がある。

    と解析されました。

    以下、麻布大学の菊水健史先生と
    アニコムホールディングスの川原井麻子さんの
    調査報告を抜粋いたします。

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    このことから、誤飲の発生率を決める要因は
    犬の愛着行動に関与することが明らかになりました。
    考察しますと、誤飲しそうになると犬が飼い主さんから声をかけてもらう、
    あるいはみてもらえる、という注意がむけられます。
    これが報酬効果をもち、犬が次第に誤飲に関係する行動をよりとりやすくなる、
    ということが考えられます。つまり、誤飲発生の一要因として、
    飼い主さんからの注意を得るために犬が起こしている行動だとわかりました。
    追跡能力に関しては獲物を捉える、という行動と関連すること、
    興奮性が高い場合は、興奮しながらつい飲み込んでしまう可能性があること、
    が考えられました。

    みなさまにご協力いただきました結果から、驚くべきことに、
    愛着行動が誤飲発生の強い要因になっていることがわかりました。
    このことは、
    1)犬は飼い主からの注意を要求するために誤飲などの危険な行動を起こしていること
    2)飼い主が適切な注意の向け方をすることで、誤飲発生を低下させられること
    が考えられます。

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    何かをくわえた時、あわてて大騒ぎで取り返そうとすると、
    取られまいとして逃げたり、唸って守ったり、
    小さなものなら飲み込んでしまう可能性が高くなります。

    そのあわてて取り返そうとすることが、
    普段あまりかまわれていない犬にとっては、
    飼い主さんからの注目という嬉しい報酬となってしまうのですね。

    そうならないためには、
    合図でくわえているものを放す練習をしっかりやって、
    飼い主さん自身が、
    犬が何かをくわえてもあわてずにいられるようにしておいたり、
    普段から、おりこうさんにしている時ほど、
    きちんと注目して、報酬をあたえることが大切ですね。


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